筋肉の話-速筋と遅筋-

筋肉の話-速筋と遅筋-

ワンランク上のトレーニングのために知っておきたい

「速筋」と「遅筋」の特徴!

筋肉は速筋繊維と遅筋繊維で構成されており、
部位によって構成比が異なります。
各部位の特徴に合わせたトレーニングをすることで
パフォーマンスを最大限に発揮させることが可能です!!
まずは特徴から見ていきましょう!

<速筋(白筋)の特徴>
 ・瞬発力、パワーを発揮しやすく無酸素運動向き
 ・エネルギー源は糖質
 ・筋肉痛になりやすくて回復が遅い
 ・筋肥大しやすい
 ・衰えるのが早い

<遅筋(赤筋)の特徴>
 ・持久力を発揮しやすく有酸素運動向き
 ・エネルギー源は脂質や酸素
 ・筋肉痛になりにくく回復が早い
 ・筋肥大しにくい
 ・衰えにくい

以上のことから「健康」や「ダイエット」に関しては遅筋を!「マッスルアップ」や「筋力」に関しては速筋を!
鍛えた方が良いことがわかりますね!

しかしダイエット目的だとしても遅筋トレーニングのみで良いことはありません。
速筋は筋量が増えるため代謝が高くなりやすく、太りにくい体作りには欠かせません。
速筋は外側の筋肉に多いので体型変化もわかりやすいです!
つまり!部位によって速筋と遅筋の鍛えるバランスを考えましょう!という事です。

次は鍛え方について

<速筋の鍛え方>
筋肉に大きな負荷がかかる時に使われるので、高重量で低回数が効果的。
10回以内で2〜3セットが限界になるような重量でやりましょう。
瞬間的に高負荷がかかるジャンプトレーニングなども有効ですね!

<遅筋の鍛え方>
小さな負荷が長時間かかり続けるトレーニングが効果的。
ランニングやスイミングなど有酸素運動が有効ですね!
ウェイトトレーニングでも低重量で高回数やるのも有効です。

速筋と遅筋のトレーニングバランスについては
トレーナーなど専門家に相談しましょう!

参考までに
-主要な筋肉の速筋と遅筋の比率-
部位 速筋/遅筋
上腕三頭筋外側      63/37
大胸筋                     60/40
外側広筋                  58/42
上腕二頭筋              55/45
三角筋前部、中部  53/47
僧帽筋上部              53/47
腓腹筋                     52/48
広背筋                     51/49
三角筋後部             44/56
脊柱起立筋             44/56
腹筋群                     44/56
上腕三頭筋内側     40/60
大腿二頭筋             33/67
僧帽筋中部、下部 25/75
ヒラメ筋                 18/82